堺さんが動くとまったり動くブログ。が移行してきましたブログ。

~Yahoo!ブログが終了のため。過去の記事の倉庫的な。昔を懐かしむ的な~

カフカの『変身』観に行ってきました♪

  
 
森山未來くん主演の舞台 カフカの
変身  を観に、ル・テアトル銀座へ行ってきました
22日が東京の千秋楽だったそうでっその千秋楽に、誘われ~♪
虫な未來くんを観てきましたっ

今回の出演者の方々は
森山未來さん 永島敏行さん 久世星佳さん 穂のかさん 福井貴一さん 丸尾丸一郎さん
(永島さんと言えば…『ゴールデンスランバー』のサイボーグみたいな…笑)

 

カフカの名作『変身』に
世界の鬼才スティーブン・バーコフが再び挑む!
森山未來がバーコフの演出に果敢に体当たりする!!
 
ある朝、不安な夢から目覚めると
グレゴール・ザムザは自分がベッドのなかで大きな虫に変わっているのに気がついた
 
この名文から始まるフランツ・カフカの『変身』が、舞台に甦る!
虫に変身してしまう青年グレゴールに森山未來を迎え
不条理な運命に翻弄されながらも現実と戦っていく様を
高い身体能力を使いあますところなく表現!!

 
 
過去にバーコフさん自身も主演をされていたそうで
日本では宮本亜門さんも主演をされたことがあるそうです
 
 
『変身』というと、学生時代にやったなぁ~という薄ーい記憶しかなく
たしか朝起きると虫になってた…んでその後どうなったんだっけ?
 
…なんかすみませんっ
 
とりあえず、何の前情報も入れずに観ました
 
 
いやぁ~観終わった後はもう単純すぎますが

森山未來すげー

このヒトコトしか出てきませんでした
 
もともとダンスがうまいのは知っていましたが
運動神経がよいからできるのか、人間離れした動きがすごくてっ
今回は朝起きたら虫になってた役なので、確かに人間じゃないんですが
 
ほんとすごい!!!
 
パントマイムもうまいし、舞台上の鉄のパイプに足や手、腕を引っ掛けてプラプラしたり、
逆立ちや三点倒立をしたり、しかもその姿勢のままセリフを言ってるし、
ちょー身軽~
声もよくとおる声でステキ☆でした
 
姿は人間のままなのですが、頭のてっぺんから指先、足の先まで、全てで表現されていて
もぅっ虫にしか見えませんでした!!細かく動く指が虫すぎて…
カサカサ動く感じとか、虫って気持ち悪いはずなんですが
 
美しかった~
 

舞台上にはスツール3つに鉄のパイプで組まれたセットだけ
照明のきりかえで影絵のようにしたり真っ赤な空間にしたり
虫になったグレゴールだけ照らして目立たせたり
 
音もその場でキーボードとパーカッションによるもので、無駄な音が無く
演じ手と一体になっていて、より効果的でした
 

シンプルなのに妙にリアル
 

なのは、演じている方の表現力のすごさからくるものなのか…
シンプルだから観ている側は想像しようとしてなのか…
 

目覚めると虫になっていた…ということで“不条理な運命に翻弄される”主人公ですが
“不条理”というか“孤独感”を強くかんじました
 
虫になるということは、現実にはありえない話ですが
“孤独感”今の世の中…これに近いことって起きていますよね…
 
観終わったあとは、なんだかイロイロ考えさせられました
 
よくよく考えると怖っ
 
   
  
東京の公演は終わってしまいましたが
“岡山・大阪・福岡・富山・新潟”での公演があるそうです~ 
お近くにお住まいの方はぜひともっ